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よくある質問


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心療内科と精神科の違いを教えてください。

ここでは「神経内科」「神経科」「精神科」「心療内科」の違いについてご説明
します。

 
「神経内科」は、「脳と脊髄と神経」を診察する科です。消化器内科が消化器を専門として、呼吸器内科が呼吸器を専門として診察するように、神経内科は脳(中枢神経)から末梢神経までの「神経を専門に診察する内科」です。
具体的には、脳梗塞・脳出血などから、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アルコール性脳障害など、さまざまな種類の脳と神経の病気を治療します。
 
「神経科」は「精神科」とほぼ同じ意味合いです。同じ病院でも外来では神経科と呼んで病棟では精神科と呼ぶようなこともあり、地域や施設などによって使われ方がさまざまで一定していません。精神科よりもソフトなイメージを狙った呼び方ともいえます。
 
「精神科」は患者さんのさまざまなメンタル不調を診察する科です。本来は統合失調症とか躁うつ病などの遺伝性の「精神病」を診察する科だったのですが、最近では心身症とか新型うつや不登校なども診察するようになってきました。
現在の精神科の主流(90%以上)は「生物学的精神医学」という学派です。生物学的精神医学では主に患者さんの症状を薬でコントロールする治療が行われ、カウンセリングなどはあまり行われません。

その理由は、生物学的精神医学は「患者さんのメンタル不調は脳という臓器そのものの異常から発生している」と考えて「セロトニンなどの脳内物質を薬で調整して症状の改善を図る」という立場の精神医学だからです。ですから精神医学という名前は付いていますが、「心を診る」というよりは「脳を臓器として診ている」ことになります。実質的には薬物療法を中心とした身体医学といえます。
「心療内科」は「ストレスが原因になっている体の病気」を治療する科です。ストレスが原因になっている体の病気のことを「心身症」といいますが、この心身症が心療内科の主な治療対象です。「心も診察しながら体の病気を治療する内科」なので「心療内科」と呼ばれます。

心身症には、気管支喘息・高血圧・糖尿病・過敏性腸症候群・慢性蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・メニエル病・突発性難聴・夜尿症・立ちくらみ(起立性調節障害)、慢性疼痛、拒食症、身体表現性障害、転換性障害など多くの種類があります。
 
心療内科の「治療の三本柱」は「自律訓練法」「交流分析」「行動療法」という治療法です。自律訓練法は「感情の乱れを調整するリラクセーション法」、交流分析は「自分と他人との関わり方(交流)を分析することにより自分自身の生きる姿勢を分析する理論」、行動療法が「健全な生きる姿勢の再構築のための生活習慣の調整の実践」ということができます。
 
これらの治療技術を用いて患者さんの「生きる姿勢と日常生活内での人間関係」を分析し、症状の原因となっている「人間関係の軋轢(あつれき)」を見つけ出して「患者さんの生きる姿勢の健全化を図る(=ストレス耐性を高める)」ことにより心身症を改善させるのが心療内科の治療の基本といえます。
 
患者さんの「生きる姿勢」のことを交流分析では「人生脚本」と呼びます。そしてこの人生脚本は「生まれてから現在までの間に自分と関わったすべての人たちとの人間関係の集積の結果」にほかなりませんから、人生脚本を分析して治療するということは、「患者さんの成長過程そのもの」を治療対象とすることにほかなりません。
 
現在の心療内科は「人間の成長過程そのもの」とか「人間の成長を支える社会構造のありかた」までを治療対象とする「人間における環境生態医学」に向かっていると私たちは考えています。

この立場に立った心療内科は、「ストレスが原因になっている体の病気」だけを治療するのではなく、この数10年来社会問題化しながらも解決の兆しも見られていない、不登校やひきこもりなどの「社会の中に居場所を作る力の成熟障害」や、虐待とか常識では理解しがたい安易な殺人などの「社会的抑制が崩壊した状態・事件」などの根本的な解決にも力を発揮することができます。
 
このような意味から、心療内科は現代社会における最も重要な診療科の一つであると私たちは考えています。
 
 
 
 
 
 

 

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