ぜんそくジャーナル
170号ジャーナル
お便り紹介
桜の花も見頃となって参りました今日この頃、先生方には御健勝にてお過ごしのことと存じ上げます。
本当に長い間、娘を御指導頂き有難うございました。
先生のおっしゃいます通り全快までにはまだまだ長い年月がかかる事と思いますが着実に一歩一歩あと戻りすることなく前進していって欲しいと願っております。
2年前のひきこもっていた時を比べ、みちがえるようにしていただき本当に感謝しております。本人も望んでいた高校で寮生活を送れることとなり、喜んでおります。
本人が進歩していっておりますのに親の方がついていけず本人も寮生活の方が自分の成長になると感じているようです。
先日、入学式も無事終えることができました。新しい制服を身につけはりきっている一方、寮の先輩方とお目にかかり緊張もしておりました。
この2年間、先生はじめ看護婦さんやカウンセラーの先生方に教えていただいた事を生活に活かし高校生活をスタートさせてくれると思います。
春休み家に戻りましても、何も言わなくても、料理、あと片づけ、清掃とテキパキと働いてくれました。
本人に能力があったにもかかわらず、親が躾けていなかったのだと改めて感じております。
高校生になりましても、通院させて頂きますので、これからも宜敷お願い申し上げます。先ずは、取りあえず御礼まで。
かしこ
(大阪府・Mさん)
拝啓
「なごり雪」なのか、今に4月を迎えようというのにまだ寒い日の多い今日この頃です。貴クリニックにおかれましては、ますます御清栄のことと、お慶び申し上げます。
さて、この度、長い間お世話になった、長女、Tが大学に進学する運びとなりました。先日、片道450km余、中央道を走り、目的地、山梨県都留文化大学に行って来ました。娘もそれなりに覚悟を決めたように思います。
思えば、幼い頃は、夜中に3回も小浜病院に走り、親も子もクタクタの毎日でした。
貴クリニックを紹介され、最初は親子3人で通いました。
夏の合宿も2年程体験し、そのうち「1人で通わせるように」という指導を受け、そんな無茶なことを小学生にと思いましたが、思いきって行かせるようになってから、やることに自信がついたのか、メキメキと、いい方向に向かうようになりました。総合治療、自立、子も親も育てていただいたように思います。
小学校の修学旅行では、吸入器(電動)をバスにしのばせ、行かせたものでした。中学生の夏のキャンプも気がかりでした。そのうち、あれだけ続けた薬も自分から「もうやめる」と、縁を切りました。
今回の受験も、すべて1人で行動しました。親が同行した生徒も多い中で、ずいぶん成長したものです。
結局「ぜんそく」というのは、子供を信頼して、長い目で見守ってやることだと思います。そういうものの考え方、生活のあり方を教えていただいた貴クリニックのスタッフの方々に何と申し上げたらいいか、言葉もありません。ただただ「長い間、ありがとうございました。」
他に言葉もみつかりません。心から尊敬を表し、お礼のごあいさつとします。
お身体に留意され、ますますの御活躍を祈念申し上げます。
敬具
(福井県・Fさん)